膝の動きを良くするには股関節が大切!

query_builder 2022/08/02
美脚パーソナルトレーニング

<膝をひねると硬くなる>

まず、膝は関節の構造から、ひねる動きに適していません。

一方、股関節は曲げ伸ばしだけでなく、ひねる動きにも適した構造なので、股関節でひねることが重要です。

そのため、膝でひねると膝を守るために外側の腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)、外側広筋(がいそくこうきん)が緊張します。 これらが緊張すると、膝の動きが悪くなり、ますます痛めやすい、けがしやすい膝になります。



<股関節でひねるには大腰筋>

では膝ではなく、股関節でひねるにはどこがポイントか、それは大腰筋(だいようきん)というインナーマッスルの働きが必要です。

ここが動くと、股関節が安定した状態でひねることができます。

それに対して、先ほどの腸脛靭帯や外側広筋はアウターマッスルで、緊張しすぎると関節の動きを悪くします。

また、他の筋肉ともつながっていて、以下の筋肉は膝から股関節の外側全体を緊張して硬くしてしまう原因となります。

・大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)

・中臀筋(ちゅうでんきん)

・大臀筋(だいでんきん)


この筋肉はアウターマッスルで、緊張しすぎると、インナーマッスルの働きを弱くしてしまうため、結果として膝でひねってしまいやすい状態となります。


先程から出てくる大腰筋とはインナーマッスルでさらに

<大腰筋はインナーマッスルのつながりを持つ>


そうです!この大腰筋は以下のインナーマッスルとつながりを持ち、それらが働くことでアウターマッスルが働き過ぎないようにしてくれます。

・内転筋(ないてんきん)

・ハムストリングス

・膝窩筋(しつかきん)

この3つは内ももから膝の裏側へ大腰筋からつながっています。

膝窩筋は膝のインナーマッスルでもあるため、大腰筋が働くことで、膝窩筋も働き、膝の安定性も高めることができます。



<腕から股関節へのつながり>

そして大腰筋は股関節、膝を安定させるだけでなく、なんと腕の動きも良くします。 大腰筋は以下の筋肉を介して腕につながっているからです。

・腹横筋(ふくおうきん)

・外腹斜筋(がいふくしゃきん)

・内腹斜筋(ないふくしゃきん)

・前鋸筋(ぜんきょきん)

この、前鋸筋は肩甲骨に付着し、腕の動きに関わる筋肉です。

このつながりによって、大腰筋が働くことで前鋸筋も働きやすくなり、腕の動きを良くしてくれるので、肩こり姿勢の矯正だけではなく、競技力アップにもつながります。


じゃあ実際にどう意識させるか?

<大腰筋を働かせる運動>

たとえば運動前にサイドステップ、膝周りの硬さをチェックし、運動後に比べてみてください。

1.立ってみぞおち、そけい部(ビキニラインの真ん中)をそれぞれさわる。(さすってみる)


2.そけい部をさわっている側の太ももを持ち上げる。

手のあてかたは、人差し指、中指あたりでそけい部をかるく圧迫する感じで骨盤を掴む。


3.持ち上げた太ももをおろす。

片足ずつももあげする感じで、始めはゆっくりと感覚を掴むようにやる。


4.左右10回ずつ繰り返す。


運動後はサイドステップのやりやすさ、膝周りの硬さもほぐレていますか? 大腰筋はみぞおちからそけい部に付いているので、そこをさわって動かすことで、大腰筋が働きやすくなり、膝の動きが良くなります。感じ取れたでしょうか?


<まとめ>

以下5つ


・膝はひねるような構造ではない。

・股関節はひねる動きにも適している。

・膝でひねると腸脛靭帯など外側の筋肉が硬くなる。

・股関節でひねるには、大腰筋によって安定する必要がある。

・大腰筋は腕の前鋸筋にもつながっており、腕の機能も高める。


膝の機能を高めるには股関節でひねることが重要で、股関節機能の鍵を握る大腰筋は膝だけでなく、腕の機能まで高めてくれるということです!


代表 佐 藤 現 平

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パーソナル&美容整体 Genpei Style

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